一般質問で登壇しました
一般質問に登壇しました。持ち時間は45分。一問一答形式で知事や県の幹部職員と議論するのですが、議場で聞いている他会派の議員にも課題を共有して欲しいとの想いも込めます。
今回は5問。県と市の役割分担がある中で宝塚市だけで実施する事が難しい事業について質問しました。西谷にある1000haの県有環境林、武庫川の堤防、阪神北医療圏域、不登校児童の学ぶ権利の確保、教育現場の刷新です。
◆ 西谷の県有環境林1000haの利活用について
バブル経済下での乱開発を阻止するために県が購入した山林が西谷に1000haあり、コロナ禍で密を避けるため人気となっているアウトドアブームに乗じて子育て世代を呼び込み、地域の活性化に繋がらないかとの質問に知事からは適地であれば有効な対策だと考えられる。場所の選定や利用者の選定等の検討をしていきたいと前向きな答弁を頂きました。
◆ 武庫川の護岸管理について
宝来橋周辺から逆瀬川合流点あたりは大正末期に民間業者が許可を得て埋め立てをし宅地開発をした事により民有護岸や民地の堤防がある。100年前の石積で近年の豪雨に耐えている事や、国や県が管理すべき堤防や護岸が民地にある事について所管を伺う。県土整備部長から管理を徹底し損傷があれば河川管理施設とする事について土地所有者の同意を得て補強していく。時期河川整備計画作成時に民有護岸の抜本的な解消も検討すると一歩前進の答弁を頂きました。
◆ 阪神北準保健医療圏域のあり方について
高度急性期に対応した病床が阪神北圏域(宝塚市・伊丹市・川西市・三田市・猪名川町)で不足。新たな感染症への備えも必要で市立病院には負担が大きい。県立病院の無い阪神北圏域でどのような地域医療を構築していくのかとの質問に知事から伊丹と川西で統合再編する新病院で高度急性期に対応した病床は増える。医療機関の自主的な取組みが前提だが医療介護推進基金を活用した支援を行いながら阪神北圏域の地域医療構想を支援していく。地域医療構想の中に自衛隊阪神病院の方向付けが出来るなら努力していただきたいとの答弁を頂きました。
◆ 不登校児童生徒の学習機会の確保について
県内の不登校児童生徒数は増え続け令和元年度で9581人。特に小学生の不登校が増えこの4年で2.5倍。GIGAスクール構想でタブレットを配布したのだから不登校児童生徒向けのオンライン授業をしてみてはどうかとの質問に教育長からICTを活用できる環境が整った。国からもICTを活用した学習支援をするようにとの通知が来た。令和3年度は中学校6校を指定し研究する。スピード感に欠ける気もしますが、研究とは言え出来る所から実施して頂けるのは一歩前進と捉えます。
◆ 教員の質の確保について
宝塚市内の学校で教員の不祥事が続いてます。不祥事がある度に研修を行うと答弁頂くが、不祥事は後を絶たない。教育現場の風通しの悪さが原因なのか採用方法に問題があるのか。教員志望の学生も減っており採用倍率の低下も懸念。改めて教員の質の確保について質問する。教育長からは昨年6月に懲戒処分の指針を公表。処分を明確化した。引き続き研修も行い各市町の取り組みも支援していくとの答弁。教育現場の風通しの悪さについては答弁頂けなかったのだが、時間の都合上再質問とならず。教職員が風通しのいい教育現場でやりがいのある職場環境の構築を要望しました。