宝塚市の小中学校で危険と思われるブロック塀があるのは4校との事で見に行ってきました。(外から)
余震に備え全ての学校で応急処置はされている。
ブルーシートは倒れた場合の飛散防止と子供たちが近づかないように張っている。
ブロック塀は全てプールの目隠しが目的と思われる箇所にある。
1978年の宮城県沖地震で犠牲者28人のうち、18人が塀の下敷きとなって死亡したという話は今回初めて知りました。
私11歳。
阪神淡路大震災や東日本大震災において、ブロック塀の下敷きになり亡くなられた方がいるのは存じてましたが、災害に強い街作りにおいてブロック塀を気にした事はありませんでした。
私個人の勉強不足を含めて以下思うところを書いてみます。
防災士と呼ばれる方がいます。5月末時点で151,058人です。
兵庫県内では4,710人です。
民間資格という事で自発的に防災ボランティアに取り組んでいる方々です。地域の安心安全についても自治会等において積極的に提言されています。
高槻市にも防災士は何人もいるでしょう。なのに通学路にある危険なブロック塀が放置されていました。
学校や教育委員会が子どもの安全を守るのは当たり前ですが、それぞれの立場にある大人が協力して子どもの安全を守る。そんな仕組みができていなかったのであればもう一度考え直す必要があります。
私も昨年、娘が通う小学校のPTA会長をさせて頂き、いろいろな会議がある中で校区安全協議会という会議にも出席しました。通学路の点検も行い市へ要望書も提出しました。いろいろ活動しましたが、通学路のブロック塀が危険であると言う認識はほぼありませんでした。
今回は学校ものブロック塀が中心です。その後は個人宅のブロック塀をどのような手順にて生垣へと変えていくかになります。難しい問題ですが、課題を共有する事で前に進むのだと思います。
防災士とは別に本県ではひょうご防災リーダーを養成する講座もあります。
防災に積極的に関わる人たちの意見をしっかりと受け止め、具体的に反映することのできる仕組み作りが必要です。
例えていうなら何年か経って記憶が風化しても危険なブロック塀が復活する事の無い仕組み作りです。