子どもの人工呼吸について

【子どもの人工呼吸について】
子どもの心停止は窒息や溺水など呼吸障害を原因とすることが多く、人工呼吸の必要性が大人と比べ高くなっています。
人工呼吸のやり方については以前紹介した「宝塚ぼうさい劇場(人工呼吸について)」をご覧下さい。
 1歳未満の子ども(乳児)は特に身体が小さいため以下の点に注意して下さい。
 〇気道確保の際は極端に頭部を後屈させるとかえって空気の通り道を塞いでしまいます。
 〇顔が小さいため口対口の人工呼吸では実施することが難しい場合があります。乳児の場合は口と鼻を同時に自分の口で覆う口対口鼻の人工呼吸を行いましょう。
 感染症対策について
 現在新型コロナウイルスが流行しているため、感染防止の観点から子どもに対する人工呼吸は人工呼吸を行う意思があって、講習を受けて人工呼吸の技術がある場合のみとし、人工呼吸を行う際も感染防護具があれば必ず使用してください。感染の危険などを考えて人工呼吸を行うことにためらいがある場合には人工呼吸は実施せず、胸骨圧迫だけを実施してください。
・応急手当WEB講習(e-ラーニング)のご案内
・新型コロナウイルス感染症の流行を踏まえた市民による救急蘇生法について
・宝塚ぼうさい劇場