半世紀

先日西宮北口での街頭演説会にて兵庫県議会はこの4年間知事提出議案が699件あり、すべて原案可決されているというお話をさせて頂きました。年平均175件全てが一言一句修正されること無くすべて可決されている兵庫県議会の異常な議会運営を指摘したつもりでしたが、さらに調べてみると嫌になる数字が出てきました。議会HPでは平成17年以降の議案しか掲載されていませんのでマスコミ情報を元にした議論になります。

3月17日の神戸新聞の特集記事です。神戸新聞 3月17日朝刊

兵庫県議会はこの半世紀一切の修正も否決もしていない!

※議会のHPでは平成17年度以降のデータしか掲載していませんので、記事の正確性について議会事務局に聞くと議事録を1件ずつ確認しないと分からないとの事。神戸新聞社の統一地方選取材班では一番近い所では何年に訂正か修正されたというデータは示せないが記事は正確との事でした。

議会は行政のチェック機関であるはずなのに、現状兵庫県議会は執行部の追認機関でしかありません。執行部と議会のなれあいは職員側から見ると議員に貸しを作る形となり、議員からすれば貸した借りはどこかで返してもらおうという流れになるのは容易に想像できます。職員と議員双方にとっての利益は県民に著しい不利益となっているかもしれないという想像力が欠如しているのかもしれません。

何が普通かは別にして、普通にありえない話です。