兵庫県議会「民主主義を守る決議案」は見送り

不採択となった決議案が公開されているのか不明なので伝わりにくいかもしれませんが、我々の考えを書いておきます。 過去、兵庫県議会では北朝鮮のミサイルやロシアのウクライナ侵攻を非難する決議が行われてきましたが、今回の決議案では送り先も不確かで誰に何を求めるのか分かりません。 次に決議案の中身を見ると「県民から憤りの声が数多く県議会に寄せられている」と書かれているのですが、今回の選挙で県議会に寄せられた意見は百条委員会の進め方についての意見も多く、このような声に我々は冷静に謙虚に向き合うべきでありながら決議案はそこに触れていません。 また、「選挙活動を称した不当な行為を強く非難する」とか「健全な民主主義を守る」等極めて情緒的な表現もありますが、選挙の自由は最大限守られるべきものであり選挙期間中に当局側が選挙活動に介入しその選挙活動が不当であるなしの判断をくだす事等はあり得ず、有権者を信じ選挙活動が不当であるかは有権者に判断を任せるべきというのが我々維新の会議員団の判断です。 そしてSNSの動きはマイナス面だけで無く投票率が41%から55%と大幅に上昇した事実を踏まえ我々は選挙におけるSNSの可能性を前向きにとらえる必要もあります。 敢えて言うならば、今回の知事選では特定の候補者が10名立候補させると明言された事からポスター掲示板が追加で発注され県として多大な費用負担となりました。悪意を持った方が多数で立候補を仄めかしポスター掲示板が過剰に発注される事を想定した予防措置は一定必要かもしれませんので、意見書として取りまとめるよう議論してまいります。